英語・英会話キックス

日本の学校行事(運動会)

   2019年(令和元年)も後半の後半に差し掛かってきました。月並みですが、年を追うごとに時が経つのが早くなります。あまりにも早すぎて、感覚のことだけではなく実際に時間が短くなっているとしか思えません。(笑)


 秋になると日本の学校では運動会や文化祭などが盛んに行われるようになります。英会話キックスに英語を学びに来ている学生たちも、運動会の準備で忙しそうです。陸上競技的な種目から、ダンスや集団のパフォーマンスなど、みんなで頑張る種目がたくさんです。

 実はこの運動会や文化祭、私の留学していたアメリカにはありません。あちらはそもそも個人を重視する文化なので、みんなで一緒に練習して、本番の運営も、放送や審判、道具の準備など自分たちで協力をして行う催し物は行われていません。代わりに個人の出場者を募ってスポーツで楽しもうという趣旨のField day(フィールドデイ)というものは存在しています。これは純粋にスポーツの記録や勝ち負けを競って楽しもうというイベントです。運営や審判などは主催者(学校)が行い、生徒たちが協力して作り上げるといった感じではありません。


 最近、日本の学校で生徒たちが自分の使う教室や廊下や校庭を自分たちで掃除していることが、世界で注目されているそうです。またサッカーなどの海外でのスポーツイベントで、日本代表のロッカーや日本の応援席などが試合後きれいに片付けられていることがニュースなどで取り上げられたりしています。

 学生時代、「運動会めんどくせー。」とか思っていた人もいると思いますが、今思えば集団の秩序を重んじる、日本人らしい考え方を学ぶための、良いイベントだったのかもしれません。2020年東京でオリンピックが開かれます。日本の運動会文化を世界に広める絶好の機会ではないでしょうか。